高松の池周辺の水路跡 3-1
高松の池から再び国道4号へ
出典:国土地理院を元に作成、クリックで拡大
前々回の、高松の池から国道4号への水路跡に、丁字路状の分岐を発見しました。
そして古地図で見ていた、ある経路を思い起こしました。
出典:もりおか歴史文化館収蔵『城下及近在図』、国土地理院を元に作成、クリックで拡大
このように、北上川へと流れていた経路の痕跡だと思います。
これを踏まえて、2025年11月25日に再調査してきました。

2025年10月30日に撮影
これがその丁字路。高松のバス通り側から撮影しています。ここは何千回も通った場所なのですが、この日まで全く気が付きませんでした。
(学校・職場・街中等に行くには、この道を通らなければならなかった。年間250日、この道を使ったとして、往復で年500回、高松3丁目に14年間住んでいたので、500×14= 7,000回。実際はもっと多いと思う)

2025年11月25日に撮影
側面に見える石組は、水路のものでしょうか。

道路を渡った先にも、それらしき石組が続いていますが、こちらは駐車場を作った際に組み直しているように見えます。

ここは公図や登記を調べても、水路の痕跡を見つけられないのですが、中途半端に未舗装の部分が続いていたりなど、怪しい場所ではあります。
正面に国道4号線盛岡バイパスが見えてきました。

先程の経路から続くように、バイパスを横断して暗渠が通っているのが分かります。

そして歩道になっているコンクリート暗渠に繋がっていきます。